ポジティブな体験を脳に記憶させる方法とは?

 

トラウマセラピー専門家の山口です。

 

 

今回は、Rick Hanson 博士の10秒ルールについて。

 

 

彼は、脳科学の権威であり、心理療法家です。

しばらく前に、いつものように、

海外のオンラインセミナーで学んでいました。

 

 

その時に、興味深い10秒ルールというのを話していました。

 

 

これは食べ物が落ちても、10秒以内だったら食べても大丈夫なルール!

ではなくて(笑)

 

 

こんなことないですか?

ある時、仕事場の仲間が、自分を肯定してくれることを言ってくれる。

その言葉がとても印象深かった、、、

 

 

〇〇さんと話してると癒されるなどなど、

このようなことは、ポジティブな体験ですよね。

 

 

肯定してくれる言葉を聞いて、「一瞬」うれしくなる。

 

 

ここで Rick Hanson はこう言うだろう。

本当に、ポジティブな体験だったのだろうか?

本当にあなたの脳は、いい体験と記憶したのだろうか?

 

 

彼は、脳的にはいい体験にはならないと言う。

なぜならば、10秒以上そのいい感じを感じていないから!

 

 

これが10秒ルール。

 

 

いい体験を脳に記憶させるにはそれなりの時間がいるということ。

 

 

一瞬いい感じを感じても、あまり「体験」とならないという。

これがどう臨床に関係しているのか?

 

 

ゆっくり時間をかけて感じてもらう必要があるということ。

 

例えば、クライアントが、

「今、胸があったかくなってきました」

「この間、うれしいことがあったんです」

 

 

これを「活用」しないのはとても、もったいない。

せっかくのいい出来事をしっかり脳に刻み込む。

 

 

でも例外はある。

 

 

トラウマを継続的に受けた人の中には、

いい感覚を10秒以上感じることは難しいことがあります。

 

 

もちろん1秒から、少しずつやる必要がある。

 

 

最終的に10秒できれば、いい体験となる。

あなたは10秒ルールを応用したとしたら、

どのようなことができるでしょうか?

 

 

このあいだアンケートに答えて頂いた方に

トラウマや脳科学についてもっと知りたい、

というリクエストだったので。

 

 

今回は脳科学について書かせて頂きました。

 

 

最後まで読んで頂いて、ありがとうございます。

では、次回まであなたの心とからだをお大事に。

 

山口修喜

トラウマカウンセラー

 

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